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この際なので、もう少し

もう少し前回の続きを。

「夫が浮気、夜遊びするのは許せない・・・」

その感情はもちろん否定できないんですが、カーチェイス?したり、店に先回りして現場を押さえたり、は≪過度の独占欲≫だと思うんですね。

インドネシアでも最近は少なくなってきたようですが、イスラムには一夫多妻という“仕組み”があります。

これって、男性側の都合(欲望)だけで作られたと思われますか?

私はイスラムにそれほど詳しいわけではありませんが、一夫多妻制には女性側の思惑も反映されていると聞きます。

イスラムのモスク

古今東西いつの世でも、女性がひとり自力で生き抜いていくことは相当困難です。

近年の風潮のように、女性も男性と同等に社会進出する、それもひとつの方法論で、否定はできません。

しかし歴史的・世界的に見て、もっとポピュラーな方法が『生活に余裕のある男性が、複数の女性の面倒をみる』 ことです。

イスラムの一夫多妻の場合、2人目以降の妻を迎えるには第一夫人の許可 が必要と聞きました。

“ウチは余力があるから、それを私ひとりで独占するのは良くない”
“同じ女性たちが、ひとりでも多く生きていけるように”

第一夫人が、このような “器の大きさ” “共同体意識” を備えていてはじめて成り立つわけで、カーチェイスするような“器の小さい”妻(←失礼!)では無理な話。

日本でも「正室」と「側室」、「正妻」と「妾」という言葉があるのは、人々の潜在意識のなかに、「それもやむを得ない」という価値観があるからでは?

「正室」や「正妻」が、夫を(夫の富を)独占しようとするならば、追い込まれ、生きていけなくなる女性が、世の中に増えてしまう。

それを少しでも回避するための「必要悪」だというコンセンサスがあったのでは?

これはある種の社会保障制度、とも言えます。

『玉の輿に乗る』 という言葉もありますよね。メスの本能として、十分なエサと良好な生活環境を求めることは止むを得ません。

「シンデレラ」のストーリーが洋の東西を問わず受け入れられるのも、すべての女性が本能的に、それを求めているからではないでしょうか。

『玉の輿に乗りたい』メスの本能を【是】とするなら、同様に、オスが多くのメスと交尾しようとする本能も【是】とするのが筋、だと思うのです。

その観点から、国家としてオスの本能を【是】と捉え、置屋を政府公認としているシンガポールや、株式会社化された置屋を認めているオーストラリア(メルボルン)の政治家の方々は、本質をしっかり理解されている、と拍手を贈りたいところです。

イスラム寺院

そうそう、一夫多妻は何もイスラムの専売特許ではありません。

仏教国のタイやカンボジアでも、お金持ちの男性が複数の女性の面倒をみるのは【当然】という価値観があり、カンボジアでは以前、婚姻届の妻の欄が4つあったのです。

読者のなかには「玉本ハーレム事件」をご存じの方も多いでしょう。

1973年チェンマイで、玉本敏雄さんが、10代のタイ女性11名と結婚し、幼すぎて結婚できない2名を養女にしていました。

これを「日本の恥」だと、当時のマスコミは猛烈にバッシングしたわけです。

この事件については多くの方々が書かれていますが、実は現地では、玉本さんを悪く言う人はいないそうです。

なぜなら玉本さんは、金銭的にきちんと女性たちの生活の面倒を見ていたからです。

タイの農村部では『おしん』の世界が今も現実として存在し、生活のために娘をバンコク風俗に“売る”ことだって珍しくありません。

カンボジアの状況も同様で、それほどお金持ちではなくてもキチンと面倒を見ているなら、複数の妻を持つことは咎められないと聞きます。


風俗に行くことが「遊び」なのか「浮気」なのかは個人の感じ方次第ですが、生きていくための手段として【女性の性】を使うしかない。
そんな状況は、社会保障が確立された裕福な日本では珍しくてもアジアではいまだに日常的です。

【もっと多くのメスと交尾したい】 というオスの本能を、自らが生き抜くために必要としているメスが、数多存在しているのです。

正確な統計ではありませんが、中国全土で2000万人超のイエローガール(性風俗従事者)がいる、と言われます。

夫が風俗に行くことを許せない、という倫理感は、唯一無二の絶対的正義ではない、と知って頂きたいのです。

裕福な日本で生まれ育った女性にそれを求めるのは酷かもしれませんが、国や環境が変われば、価値観や倫理観も変わります。

願わくば、夫が風俗におカネを落とすことも≪人助け≫だと、寛容な心で許していただきたい、かように思う次第です。

風俗に行くことが【家庭崩壊】だ、なんて極論に走らずに。

tag : インドネシア夜遊び風俗タイチェンマイカンボジアバンコクシンガポール置屋オーストラリア

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