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警官の検問にご注意を!

ジャカルタに行かれたご購入者様から、注意喚起の情報をお寄せ頂きました。


15日深夜2時半過ぎ、クラシックのロビーに待機していたブルーバードに乗ってホテルへ向かう途中、何故か警官の検問に合いました。

いつもはクラシックを出てサマンフディ通りに出て西に向かい、直ぐに左折してトラベル前の道と並行した通りを北上してマンガプサール通りに出るのですが、このドライバー、何故かサマンフディ通りに出て直ぐにUターンして東に向かい始めます。

変だな、どうしてこの道なんだ? と不審に思う間も無く、Uターンして30秒も走らないうちに何故か道の真ん中でストップ。目の前に警官が立ってこちらの車を止めていました。
警官は全部で5人おり、上には夜光のベストみたいなものを着用、片手には交通整理のような光る棒を持っていました。
場所は営業を終えたガソリンスタンドの前でしたが、日本の検問のように電光の表示も無ければ、近くにパトカーも無く、白バイすら見当たりません。

ここはサマンフディ通りなのですが、さすがにこの時間、余り車も通っていませんでしたが、何故か他の車には目もくれず、このタクシーだけを狙い撃ちしたようです。

警官はドライバーの窓を開けさせて何やらつぶやくと、小生に何やら言ってくるので「貴方は英語を話しますか?」と聞いたら、直ぐにその中から英語の出来る警官がやって来て「外人か?」と聞くので「日本人です」と答えると「パスポートを見せろ」と言います。

パスポートはホテルに置いていると言いながらコピーを見せると「コピーはダメ、オリジナルでなければダメだ」 と。
「ここで働いているのか?」と聞くので観光ですと答えると今度は「ホテルはどこだ?」、「何日間だ?」と。さらには「家族は一緒か?」とも。

さらに「酒は飲んでいるのか?」 と聞くのでGUINESSを一本飲んだだけだと答えると、「この時間に外での5%以上のアルコールの摂取は法律で禁止されている、ホテルの自室で飲むのは構わないが」とのたまい、次に「ドラッグはやっているのか?」と聞いてくるので、そんなものはやっていないと答えると、「今から警察に連れて行くので、タクシーにお金を払ってここで降りろ」と言います。

しょうがないのでメーター料金を支払い外へ出ます。
外は真っ暗、ガソリンスタンドの奥の建物の灯りでかろうじて辺りが見える程度です。目の前の大通りを走る車もまばらです。完全に孤立しちゃっています。

するとその警官、「こっちへ来い」と何故かそのガソリンスタンドの奥へと連れていこうとします。
これは危険だ、と咄嗟に思いそこで立ち止まると警官は「どうした?こっちへ来いと言っているんだ!」と凄みます。

そこで、そこはPOLICE STATIONじゃ無いじゃないか?と言い返すと警官、こちらに真っ直ぐに向き直りゆっくりと噛むように
「お前には二つの選択肢がある。素直に従ってここでBODY CHECKを受けるか?それともPOLICE STATIONに行くか?」と。

IMGP0547.jpg

そこで迷わず「POLICE STATIONに連れて行け」、と答えるとその警官、目をひん剥いて鬼の形相でこちらを見た後で他の警官に何やら指示をしています。
そして「今迎えの車が来るからそれまでここに座れ」 と指差します。そのまま立っていたらなおも「何しているんだ、俺の横に座れ」と言います。
これも危険です。横に座ったら何を要求されるかも知れない、と思い、「ここは蚊がいる、刺されるから」と言って拒みます。

しばらくするとその警官、「あの車に乗れ」 と言うので通りに目をやると何故か一台のタクシーが停められていました。そして「あのタクシーに乗って帰れ」と。どうやら解放のようです。

最後にこの警官、小生の出したパスポートのコピーを返しながら「いいか、パスポートはオリジナルの携帯が原則だ、覚えておけ」と、ここは警官らしく最後に威厳を持って言い放ちます。

判りましたと軽く頷いてその停められたタクシーに乗車、何とかこの場を離れることが出来ました。

以下私見ですが、タクシーはもしかしたらグルじゃないのか? と。何故ならいつもは通らないルートを通りましたから。
それにタクシーのドライバーならここで検問をやっていることは恐らく知っているでしょうに、わざわざこの道を選んで、しかも車線の左側を走行していましたから。

何故か小生の乗ったブルーバードだけが止められたのも変です。他に何台も一緒に走っているのに小生の乗った車だけが止められて、他の車は一切止められず。小生が尋問を受けていたおよそ30分の間に、他には一台も止められていませんでした。

警官だというのは本当だったと思います。(もしも偽装警官ならば有無も言わせずに身ぐるみを剥がされていたことでしょう。)
検査と称して奥に連れて行かれた際に、恐らくワイロの要求があるのではないかと思います。他の警官は皆道路脇に居て、奥に連れて行くのはたった一人でしたから。

本当にクスリ等やっていたりした場合はもちろんでしょうが、多くの場合、こちらが全く悪く無いのにビビってしまい、恐らく不安な表情を見せ、警官はそれと見るやそう言ったことを匂わせるという流れでは無いのかと推測します。

今回、小生は全く悪く無いと思っていたので、自信を持って、ならば今すぐ警察に連れて行って検査して貰って構わない、と言いましたので、それが弱みを見せなかったことに繋がったのかも知れません。

でも正直、暗がりに連れて行かれそうになった時は内心かなりビビりました。

  ~  ~  ~ 

この方は夜遊び経験値の豊富なベテラン様なので、毅然と対応可能だったと思いますが、ビギナーだったら相当ビビってしまうでしょう。

タクシーがグルかどうかはともかく、現地の大使館からも注意喚起情報が出ています。

また、査証無料化になった代わりに、観光客かビジネスか、のチェックが厳しくなっているようです。空港のイミグレで、その点をしつこく問われた、という方もいらっしゃいます。
この時期にインドネシア渡航される皆さま、くれぐれもご注意ください。

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tag : ジャカルタクラシックトラベルタクシーブルーバードインドネシア査証

コメント

非公開コメント

No title

断食期間中はどうしてもレバラン休暇の為の金稼ぎをするので
この時期はどうしても・・・・
小生も言われなきことで散々タカられそうになった事もあるので・・イヤな時期ですよね。
私はいつも「お互い大変だよな。俺も田舎に両親と嫁兄弟沢山いるんでスッカラカン
なんだよー」と自分も金ないアピールしてますが(笑)

Re: No title

> この手の事は頻繁に起きるのでしょうか?

ご不安になるのもわかりますが、頻繁か?と言われたら
それは違う、と思いますけど・・・
1日に何百人という邦人がジャカルタに到着するわけで、
そのうち運悪く数名が検問にあったとして、頻繁というのかどうか。

> 今回は空港に着くのが夜の10時です。
> 不安ですので空港で朝までいたほうがいいでしょうか?

別の方がコメントされていらっしゃるように、
パスポート原本を所持しているのですから、
毅然としていればいい、と私は思いますけど。

空港から市内への道

昨年末の話です。深夜便で空港着、タクシースタンドでブルーバードに乗車、時間はすでに深夜1時近くでした。
高速を下りて市内へと向かう途中、ちょうどBATAVIAに入る角を曲がったところで警官の検問にあいました。
タクシーの前を走る一般車には目もくれず、すぐ後ろに続いて走っていたこのタクシーだけを何故か狙い撃ちでした。
警官は二名、車を脇に寄せるようにいい、ドライバーと何やら話した後、すぐにこちらの窓を開けさせて尋問開始、パスポートを提示するとそれを確認しながら「仕事か?」、「何日いる?」、さらには「ドラッグを持っているか?」等の質問でした。初の警官の検問だったので小生かなりビビりましたが、到着したばかりなので自身を持って答えたところ、約10分程で無事に解放されました。この道はいつも通る道で、普通の深夜の検問だったのかなと思います。でも今思うにブルーバードはどうにも警官の格好の標的なのかな、と。
他の方も言われるようにいろいろと「難癖」をつけられないようにいつでも準備しておくことが必要かなと思っております。
別件ですが、空港でイミグレを抜けて飛行機のゲートへ向かう途中に手荷物検査がありますが、空いていたのでそちらを通ろうとしたらその職員、こちらの耳元で「金くれ」と囁きます、拒否したら鬼の形相で睨みながらパスポートと航空券を返してきましたね。これも他にお客がいなかったので、タカってきたのでしょう。
警官も空港職員も共に制服を着ていますが、その威圧感はハンパないな、というところでしょうか。

No title

問題無いんじゃないですか?だって空港から市内への移動なら
パスポートあるじゃないですか。
心配なら割高にはなりますがシルバーバード辺りのタクシーで移動すれば
大丈夫だと思いますよ。難癖つけたいだけだから。

No title

この手の事は頻繁に起きるのでしょうか?
前回は昼間にジャカルタに着いてなるべく深夜以降は出歩かないようにしてたので問題は無かったですが。
今回は空港に着くのが夜の10時です。
不安ですので空港で朝までいたほうがいいでしょうか?

No title

本文の投稿者です。
sukanona dong! 様自らのコメントに加え、御大自らの過去の経験談までお聞かせ頂き感涙です。
小生の拙い文章ですので上手く伝えられませんでしたが、普通日本であるような複数車線を一車線に絞って一台ずつ検問するというものでは全くありませんでした。
あの広い複数車線の大通りをまばらに通過する車両の中で、何故か小生の乗ったブルーバードだけが停められました。
もちろん大使館の注意事項は事前に読んでいましたので、警察車両、白バイのナンバー、そして警官の名札を記憶しようとは思ったのですが、近くにはパトカーはおろか白バイすらありませんでした。また、着ている蛍光のベストのせいで尋問した警官の名札などは全く読み取れませんでした。
暗闇に連れて行かれそうになった時は最悪財布の中身(その時は1ジュタ入っていました)だけで済めば身の安全は確保されるかなと半ば諦観の思いでした。一見強気に振る舞ったように書いてますが、本当はもうビクビクものでした。
実際にはパスポートの原本を携帯していないだけでも罪に問われる訳でしょうから今回は本当にラッキーだったと思います。仰られるように今後はパスポートの携行は必須だと思いました。
貴重な体験談に加えてのご意見、本当に難う御座います。

Re: パスポート

2008年のラマダン中の夜中2時ごろ一度狙い打ちされましたが、そのときは同行のローカルがシートベルトしてなくて止められました。 隣にディスコで拾った尾根胃酸乗せてたんでどきどきでしたが当時は10万でOKでした(笑)
運の良いときは運転手が機転を利かせて手前で曲がって回避してくれるんですが、ロケーションによりますね。 通常は賄賂払うか警察に来るかどっちが良い? とかタクシーの中で聞かれますが・・・近くに警察車両がないのもなんかおかしい現象ですね、最後に賄賂取らずに無罪放免はラッキーでしたね! ひょっとしたら勤務外の小遣い稼ぎか元警官とか? レバラン開けたら行きますので私も注意して遊びます(笑)

Re: パスポート

おぉっ? sukanona dong! 様じゃありませんか!
ご無沙汰しております。変わらずご活躍のご様子、嬉しく存じます。

>通常の検問なら全車止めるんですが・・・

そこが腑に落ちないんです。
彼ら警官たちは、瞬時に車内の客が邦人だと判別してるんですかね。

夜の、幹線道路で、それが可能なのか???

パスポート

例のタクシー強盗事件からやたらと検問多くなりましたね! 通常の検問なら全車止めるんですが・・・私も3月にやられました、50万の賄賂求で10万で済まそうとしましたが受け入れられづすったもんだの末に45万で決着しました。 なぜパスポートのコピーが駄目なの?とだめ元で聞いてみましたが悪徳警官いわく「昼間は良いけど夜は駄目、最近夜は物騒だから」とわけの分からん説明でした。 夜遊びにパスポートは持ち歩きたく無いんですが仕方ないですね! みなさんお気をつけて遊んでください。

Re: 典型的な

だるまわんさ様、いつもありがとうございます。

> 小遣い稼ぎですね。
> レバラン前などはよくこういう事があると、大使館からも注意喚起が出ています。
> 恐らくは本物の警察官であると思います。パスポートは常に携帯し、好戦的な態度を取らないようにすればほとんど回避できますので、それほど心配はいらないかと思います。

実際はそうなのだ、と知識はあっても、
インドネシアに不慣れで、言葉もままならない場合は、
警官の言いなりになってしまう邦人もいるでしょうね。

制服に弱いんですよね、日本人って。私も含めて。

典型的な

小遣い稼ぎですね。
レバラン前などはよくこういう事があると、大使館からも注意喚起が出ています。
恐らくは本物の警察官であると思います。パスポートは常に携帯し、好戦的な態度を取らないようにすればほとんど回避できますので、それほど心配はいらないかと思います。
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