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ジャカルタ:線路脇の置屋群

読者各位のなかには、ジャカルタの某所、線路沿いに連なる
アングラな置屋エリアを撮影した、
ロシア語のホームページをご存知の方もいらっしゃるでしょう。

ご存知ない方々のために、リンクも張っておきます。
link to homepage

この場所がどこなのか、以前2chでも話題になっていました。
また同じHPを紹介しているブログもありましたが、
当のブロガーは紹介のみで出向いていらっしゃらないよう。

そこに今回、潜入を試みました。
以下の画像は私の撮影したものです。

DSC_0086.jpg

線路の奥のほうに見える、赤い三角屋根の白壁の建物で、
HPと同じ場所であることがご理解頂けるでしょう。

下調べとして半日かけて、ジャカルタの鉄道3路線に乗り、
沿線を注視し続け、およその見当をつけました。

次にオジェの溜まり場に行き、地図と画像を見せて
「此処に行ったことはあるか?」 と聞いたら、1名「知ってますよ」と。

昼間なら危険度も低いだろうと思い、撮影に向かいました。

DSC_0085.jpg

道すがら、オジェの兄ちゃんがグニャグニャ何か言っていて、
ほとんど聞き取れなかったのですが、どうも
俺が撮影していいか交渉するから、旦那は黙っていてくれ」 みたいな内容。

線路づたいに連なる薄汚いワルンの前で降りると、兄ちゃんが
そのエリアのボスらしきおじさんに話しかけます。

私を指差して、「foto」という単語を交えて話しています。
どうやらちゃんと訪問目的を説明している様子。

無事、許可がおりて、
ハエが無数に飛び交う、ズタボロなワルン群の中に突入。

真昼間ですから尾根遺産らの姿は見えず、(多分まだ寝ている)
歳くったおばさんたちや子供たちの、好奇の視線を浴びながら
路地を進みます。

置屋街の路地裏動画

犠牲祭の最中に磯仁様が行かれた、
【川沿いの置屋街】 よりも、不潔度は3倍増くらいのヒドさです。

DSC_0087.jpg

細い階段を上った先に広がっていた光景は、まさにあの場所でした。

オジェに遊び代を訪ねたら、言い値はなんと30万!?

【川沿いの置屋街】が15万なのに、ココが30万なわけないだろ?
と言ったら、すぐに 「ここも15万でOKです」 と兄ちゃん。

おまえ、ガイド料をボリ過ぎだろうがよぉ~

DSC_0088.jpg

兄ちゃん曰く、ココは週末のみだとか。

MAPと、アクセス情報も公開しようか悩みましたが、自粛いたします。
ビギナーの無謀なチャレンジを誘引したくはありませんので。

後で聞いたのですが、某ご駐在様が専属運転手に此処へ案内させたら、
絶対に車から降りないでください!」 と言われたそうです。

ココでは所詮、日本人は “アウトサイダー” です。
興味本位で行くべき場所ではありません。

私はボスのワルンで買い物してあげただけでなく、
インドネシアで購入したバティックを着て行く、
キチンと現地語で挨拶、握手する、など
それなりの配慮をしています。

ボスと旧知らしい、オジェの兄ちゃんを抜きにしての再訪はリスキーだと考え、
次の日曜(滞在最終日)の晩にホテルに来てくれるよう、頼んだのですが、
当日いくら待っても、彼が現れませんでした。

夜の様子も撮影したかったのですが、残念です。

DSC_0084.jpg

今夏、中央ジャカルタのタナアバン地区にあった、
国鉄の線路脇に広がる売春街 【ボンカラン】 が取り壊された、
とジャカルタ新聞が報じていました。

当時の記事です

記事によれば、ボンカランはプレマン(地元マフィア)の支配下にあって
重要な収入源だったそう。
ということは上の線路脇置屋群だって同様のはずです。

tag : ジャカルタ置屋インドネシア売春

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