2018/1/18またも悪徳警官のレポート【注意】
昨日、太宰様からコメント欄に頂いた、ジャカルタ悪徳警官のレポートです。
今もまだ、早朝便で帰国する邦人をタクシーとグルになって狙っているようです。太宰様、レポートありがとうございます。
◎悪徳警官登場までの流れ
昨年10月に悪徳警官グループの被害にあったので、簡単ではありますが注意が必要と感じたので報告させて頂きます。
場所はJI.Pangeran JayakataのBank Permata前です。
(管理人注:コタ・インダーのある通りで、私が悪徳警官に遭遇したのとほぼ同じ場所です)
時間は早朝4時で、6時台の帰国便に乗るためにタクシーで高速に向かっている途中でした。
まず、おかしいと感じたのが、タクシーが高速と反対方向の道に入った事でした。(何度もインドネシアには行っているので、この辺りの地理は分かります)
そう感じて、ドライバーに声をかけた瞬間に検問がありました。この時のドライバーの雰囲気から…こいつらはグルだと直感しました。
確かに一人は制服警官で本物でしたが、後の4人はニセ警官と観察して判断できました。この時は意外と冷静でした。
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◎被害は邦人以外にも
ニセ警官の注意勧告は何度も現地で聞いていましたので、冷静になれたと思います。また、インド系のニセ警官グループが活動したみたいです。
いつも泊っているホテルのフロントが「先週帰国したアラブ人からニセ警官による多額被害のメールが来ていた」と教えてくれました。
また、必要以上に自分たちは『警官、警官』とアピールしてくるのですぐに分かると思います。
手口はやはりパスポートにビザの承認がないので、荷物を検査すると言う事でした。でも、お金が入っているポーチやサイフばかり検査するのでミエミエの感じです。
◎被害を免れた方法は
英語もインドネシア語も分からない振りをして時間稼ぎをして、周辺の交通量が多くなるのを待っていました。
時間にして30分~40分前後交渉して…先方も諦めたのか無罪放免?になりましたが、タクシー運転手が無罪放免になって驚いた表情をしていました。
時間に余裕があったのも良かったと考えています。
◎対策としては
1)ホテルに事前に空港までのタクシー予約をしたのが間違いでした。どうやら仲間内で情報を共有しているみたいです。チェックアウト後にタクシーを呼んでもらうのが良いと思います。
2)6時台の早朝帰国便は狙い目みたいです。どうしてもホテルを4時前に出るので、交通量が少ないので検問がやり易いみたいです。早朝便を避けること。
3)警察への罰金支払い免除の条件で、タクシードライバーも検問に誘導するらしい、と聞いています。助手席に座って遠回りの道順を防止する。
4)現金・カード類は空港まではトランクに隠しておく。
5)最悪の場合は…連行覚悟で言葉が分からない振りをする。どうせニセ警官達は連行はしないでしょう。
まさか…自分がこんな被害に遭遇するとは思ってみませんでした。
学生時代に武道をやっていたので、外観は消防士・自衛隊に見られるようで夜のトラブルも少なく、平穏に過ごしてきたので甘くみていました。
日本と違って外国なんで無用のトラブルは事前に避けたいし、その予備知識は大切なモノと思っています。
どうか皆様の安全な旅行を祈っています。
◎管理人から補足
太宰様、状況の詳細なレポート、重ねて御礼申し上げます。
奴らの手口自体は変わってないですね。今回太宰様は「時間に余裕があった」のと「注意勧告は何度も現地で聞いていた」ので冷静に対応されたのがよかったかと。
その意味では、旧ブログからこうして注意喚起記事を書いてきた効果も少しはあったのかとは思いますが、、、
最近はジャカルタ大使館からもこの件に関しての注意喚起はされなくなってきていますが、引き続き警戒が必要かと存じます。
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