2017/5/8緊急!【ジャカルタ】夜の街で悪徳警官に遭遇しました
まさか、自分が。。。
災難に遭ってしまったとき聞かれる言葉ですが、これまで散々、ジャカルタ悪徳警官に関する注意喚起記事を書いてきた私自身が、本当に出くわす羽目になるとは・・・・
自戒をこめて、昨夜起きたばかりの出来事をレポいたします。
◎早朝だけじゃないのか?!
これまでジャカルタの悪徳警官は「日本への早朝帰国便乗客狙い」と書いてきました。大使館からの注意喚起文もそうなっています。
しかし私が昨晩、遭遇したのは夜10時過ぎ、ちょうど24時間ほど前。
場所はジャカルタ北部の夜遊びスポット「コタ・インダー」のすぐ近くでした。
昨晩はお馴染みのだるまわんさ様(以下DW様)と初対面で、夕食をご一緒させていただき、その流れで私のジャカルタ夜遊び調査におつきあい頂けることに。
未知のエリアで新たな発見をしたあと、私の都合でコタ・インダーに向かいました。コンビニまで登場し、年々活気を増している感。
22時過ぎ、調査を終え私の宿に向かおうとした矢先、Uターンしたタクシーが急停車!
ん?検問?ここはUターン禁止の場所なのか?
ところが警官はまず、助手席のDW様に「パスポートとKITASを見せろ!」と。
「例のヤツですよ」と私に囁くDW様。
というのも、夕食中にお聞きした情報で、ジャラン・インダストリにも最近、悪徳警官がいるようだ、と。
日曜だから、インダストリではなく少し北の、(コタ・インダーがあり車が集まってくる)Jl.Pangeran Jayakarta で張っていたのか?
◎緊迫の応酬
さすがDW様、パスポート原本もその他も完璧。毅然とした態度でパスポートを見せながらも、決して警官に渡そうとしないDW様。
渡してしまうとパトカーに持っていたうえで「問題がある」と難癖をつけてくるのが常套手段ですからね。
次に警官が「後ろも日本人か?同僚か?」と。「彼は旅行者だ」とDW様。
「彼は仕事、私は旅行者だ」と私。「パスポートは?」と警官。
やっちまいました!
原本はホテル。財布の中にはコピーだけ。
「イミグレのスタンプが無いぞ」当たり前です、コピーなんだから。
「原本はホテルにある。マンガブサルだからすぐそばだ。一緒に来てよ、見せるから」と開き直る私。
そこで警官、現地語がご達者なDW様に「彼はイミグレのスタンプが無いから、イミグレのオフィスに連行するぞ!」と恐喝。
「OK,イミグレでも警察でも行くよ」とDW様。
「彼は関係ない。私一人が行けばいいだろ?」と私。
◎緊張のなか、密かに録音を
ここから警官、私への疑惑なのに、DW様とひたすら押し問答。
その最中、なんとDW様、密かにやりとりをスマホで録音していらっしゃいました。
で、実は私も「オトコの夜遊びガイド」用の機材で一部始終を録音・録画しておりました。
しかしタクシーのスモークガラスや逆光等のため、悪徳警官の顔は映っておりません。
またDW様が映り込んでいる場面やご本人特定につながりかねない会話場面は、編集カットしておりますのでキレギレですが、上のやりとりの実際をお聞きください。
You Tubeへのリンク
◎ついに悪徳警官を撃退!
「後ろの彼にパスポートを携帯するように指導しないオマエが悪い、だから連行する」みたいな滅茶苦茶な論理で、何とかDW様からカネを取ろうとする警官。
おそらく私が旅行者で、服装が安っぽいうえにカバン類も持たず手ぶら。ポーチを持つDW様の方が、KITASを持ってるしカネを持っていそうだ、と睨んだのではないか?と。
現地語の押し問答ゆえ私は殆ど???でしたが、さすがDW様、毅然と振舞いながらも途中から「そうだよなぁ!」みたいに談笑に変え、しまいには「今後はパスポートを携帯しろと指導しておけよ」と言わせて、握手までしてビタ一文払わずに難を逃れました。
再び走り出したタクシーのなか、運転手が「アンタ、すごいなぁ~!」みたいに感嘆していました。
◎補足解説
DW様は警察関係にもお詳しく、番号や制服からして交通警察ではなく本物の所轄警察官だったそうです。パトカーも本物だそうです。
また以前の読者様被害レポートではインド系?というレポもありましたが、今回の警官は普通のインドネシア人です。
パスポートの氏名欄はもちろん、入国スタンプのページも確認されました。ときどき怠惰な?係官が、スタンプを忘れることがありますが(経験済)、それもやはり注意しなければいけませんね。
繰り返しますが、最も重要なポイントは早朝だけでなく、夜の街でも張っているということです。
皆さま、どうかご注意を!私を反面教師にしてください。
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≪ヒックマン様のコメント≫
大変な災難でしたね。動画も拝見(拝聴ですかね)しました。緊迫感が伝わります。
>私を反面教師にしてください。
いや、管理人様に落ち度があったとも思えませんし。
ところで過日(3月)シンガポールからインドネシアに行った際、バダム島でしたが、私がノービザ入国をしようとしてパスポートを出したら、管理官が「ビジネス入国か?」と聞いてきました。それならビザが必要ですが、もちろん観光ですので、「いや観光」と答えたら何もありませんでしたが、うっかり「そうだ」なんて答えたら、いらぬ出費とワイロの要求もありそうで怖かったです。当方がノーネクタイですがワイシャツ姿でしたので、あるいは本気でビジネス入国かと思ったのかもですが(当方欧州ではよくビジネスかといわれます)、真相はともかく油断も隙もあったものじゃないと痛感しました。
シンガポール、インドネシア、マレーシアすべて初入国でしたが、やはり初めての国は大変です。
≪管理人の返信≫
ヒックマン様、ご配慮のコメントありがとうございます。
パスポート原本という口実を相手に与えてしまった、というのは私の落ち度です。
もちろん原本を持っていても、アラ探しをして難癖つけてはくるでしょうけれど。
それと身なりは関係ないように感じます。
リュックひとつに短パン、サンダル姿の私にも「仕事か?」と訊いてきますから(苦笑
≪うくじん様のコメント≫
生々しさが伝わって来ます。
6年ぶりのネシア150日の旅を5/17から始めます。
気合い入れてかかります。
近いうちに夜遊びガイド購入します。宜しくお願いします。
≪管理人の返信≫
うくじん様、コメントありがとうございます。
そうですか、6年ぶりとなるといろいろ様変わりしているでしょうから、けっこう新鮮かもしれませんよ。
拙著をご購入予定とのことで、ありがとうございます。
ところで何編をお考えでしょうか?
バリ島編は数日内にリリースできると思いますがジャカルタ・基礎編は収録店舗を入れ替えたりしますのでキワドいかもしれません。鋭意努力いたしますが。
≪まんまる様のコメント≫
はじめまして。動画の時間が23時頃になっていますが、ジャカルタ時間ですか?日本時間ですか?0時前の検問は初めて聞きました。
≪管理人の返信≫
動画の時刻表示は意図的に正確に合わせておりません。
文中にありますように、現地時間で夜の10時過ぎに遭遇し、ホテルに戻ったのが23時前後です。
ご指摘のように、0時前の検問は(交通違反は別として)私も過去に例を存じません。
だから緊急として注意喚起すべく、恥を忍んで動画公開に踏み切った次第です。
ラマダンを3週間後に控えて、集金を焦っている可能性もありますね。
≪うくじん様の再コメント≫
90年代は、毎年バリに行ってサヌールで遊んでました。
当時は、サヌールでも高級置屋だったバロカで1,000円、番号置屋で800円で遊べました。ベルビンタンと言う連れ出し専門の置屋も有りました。この当時は、若くてスレてない尾根遺産も多かったですね。クタのバグンサリ通りにも若い尾根遺産が沢山いました。古き良き時代でした。
以来、バリは20年ぶりです。
ジャカルタは、2011年7-8月以来です。つまり6年ぶりでこの時、オトコの夜遊びガイド(ジャカルタ)を購入させていただきました。
お陰様で楽しいジャカルタ遊びができました。
今回も6年ぶりなのでジャカルタ基礎編考えています。
2011年購入のジャカルタ偏は大事に保管してあります。
だいぶ変わったでしょうね。
今回は、17日にデンパサールに入って各地を回りながら60日後にジャカルタから出てKL経由でノービザ30日を繰り返します。
≪管理人の返信≫
うくじん様
>サヌールでも高級置屋だったバロカで1,000円
そんな時代があったんですねえ~
当時、その魅力とコスパを知っていたら、都内の風俗に大金をつぎ込むこともなかったのに、なんて考えてしまいます。
6年前のジャカルタ編・・・・大事にして下さり感激です。
あの頃とジャカルタ自体はそれほど変わっていないかもしれません。
拙著ジャカルタ編はあの頃とは随分、変わりましたが。
考えてみれば、2010年に初めてリリースしたジャカルタ編は収録店舗はたった6店、地図はWordで手作りした情けないレベルのものでした。
その後GoogleEarthの画像が使えるようになり、そして数年前からはオリジナルGoogleMAPですからね。
今ではストリートビューで、日本にいながらにしてマンガブサル界隈の光景が観られるのですから時代の移り変わりは激しいですね。
≪寅様のコメント≫
イスラム暦の断食月ラマダンよりもラマダン明けのレバラン時期で入り用な小遣い銭稼ぎの検問に精を出すインドネシア警察とは。
しかもジャカルタだけの珍事 他の都市では聞かないしインドネシア他都市の勤務先駐在員さんからも?って有様。
ジャカルタでの夜間から早朝の散歩を含めた移動は今後も危険って認識が必要ですね?。
≪管理人の返信≫
私が危惧しているのは、これが単なる「ラマダン前の小遣い稼ぎ」で済まないことです。
ニセ警官ではない、ということは警察の一部が組織的にやっていることで、一部の警察幹部の「指令」によるのではないか?
ノルマのような「目標額」があるのではないか?
ということです。
そして今はジャカルタだけとしても、いずれ他都市にも波及するのではないか、と。
日本の警察でも、交通違反の取締に「目標罰金額」がある(あった?)のは周知の事実で、でも日本の警察は公式の罰金額しか徴収しませんし、私腹を肥やしたわけでもありません。
そこはインドネシア警察と大きく異なる点ですけれど、警察という組織にはそういう面があると思うのです。
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